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ー 次世代バイオ・ケミカルマテリアルで創薬を加速する:その先にある笑顔あふれる未来を目指して ー

研究室のねらい

新薬開発の成功率は0.004%!さらに増大する開発コストや多様化するモダリティ(薬のタイプ)への対応など、ますます創薬は難しくなっています。そこで当教室では、

・ヒト人工組織の開発

イオン液体を応用した創剤

・同位体を利用した病態解析研究

を通じて、バイオ医薬品や遺伝子治療も含め新たな薬の開発促進に貢献することを目指しています。ヒト人工組織研究は新たなバイオマテリアル、イオン液体と同位体研究は新たなケミカルマテリアルを駆使しています。

今日  治らなかった病気が
明日  一粒の薬の誕生により
明後日 治る病気となって
患者さんに未来が届く

さぁ世界を変えていこう

教育の方針

よし、やってやろうと腹をくくるからこそ出来ることがある. 
一生懸命走るからこそ見える景色がある. 
経験の先には知らなかった自分との出会いがある.
人生の主役は自分だ.  想像しよう、笑顔輝く未来の自分.

 みなさん一人ひとりには大きな可能性があります。「自分にはそこまで出来ない」と思っているとしたら、ただやったことがないだけ、やり方を知らないだけ、目標設定の仕方がずれているだけです。みなさんには必ず自分でも知らない自分がいます。
 世の中は流れています。現状維持は衰退です。将来にわたり「力をつけ続ける」必要があります。その自分なりのやり方を探し、芽生えを見つけ、自信をつけながら社会に羽ばたいていけるような教育を進めたいと思っています。大学院生募集の項も参照してください。学部生は時間が限られていますが、可能な限り、これに準じたいと思います。

将来を掴もうと精一杯のばすその手を、私たちは持てる力の全てを持って応援します

目指そう、まずはそこからだ!

主な研究テーマ

薬の未来を予測するヒト人工組織 ‐ 不死化ミニブレイン

  本テーマに関わる産学共同研究 B4-Qurtet のページはこちらから

イオン液体を用いた創剤研究

安定同位体トレーサー法を用いた病態解析研究

直近1年の研究活動関連の話題

研究業績・研究概要・NEWS掲載以外の研究関連の話題や補足を適当に掲載します(業績・研究内容・研究の詳細はそれぞれの欄をご覧ください)

・2023年 12月26日

米国 Sanford Burnham Prebys Medical Discovery Institute 木原博士との共同研究成果が論文公開されました。マウスの多発性硬化症モデルにおいて、フィンゴリモドの薬理作用にビタミンB12ートランスコバラミンーCD320複合体が関与することを明かとした報告です。本研究において、ヒトアストロサイトモデルとして私達の細胞が貢献しました。本研究により、多発性硬化症治療薬の新たな機序解明や新薬開発につながることが期待されます。(論文はこちら)

・2023年 8月15日

産業技術総合研究所 藤田博士との共同研究成果が論文公開されました。大阪大学 松崎典弥教授のチューブネットワーク型BBBモデルに対し、そのネットワーク形成を非侵襲的に視覚化・解析する技術に関する報告です。立体組織の内部構造を非侵襲的に解析出来ることで、リアルタイムの薬物計測や薬効評価など様々な実験への応用が可能となり、本技術の発展が期待されます。(論文はこちら)

・2023年 6月28日

JCRファーマ株式会社との産学共同研究成果が論文公開されました。世界初の脳移行性抗体J-brain cargoを用いたムコ多糖症II型治療薬について、どのように脳内に移行して分布するか、そこにどのような受容体が関与するかをin vitroで明らかとした内容です!これまでにムコ多糖症II型の患者さんにおいて、その中枢症状に対する治療効果が明らかとなっていますが、本研究はその分子基盤の一端を明らかとしたものです。(論文はこちら)

・2023年 6月20日

大阪大学 松崎典弥教授が取り組むチューブネットワーク型BBBモデル開発研究に私たちの不死化BBB細胞が貢献しました!本研究では、ゲルの弾性率、およびゲル内のアストロサイトやペリサイトがどのようにBMECのチューブネットワーク形成を制御するか、明らかとしたものです。バイオマテリアルと細胞に起因する様々な因子の協調があって人工組織が作成できることを意味しています。(論文はこちら)

・2023年 6月14日

杏林大学/理化学研究所 中冨浩文教授が取り組む脳動脈瘤研究において、その原因の同定と検証に私たちの不死化ペリサイトが貢献しました!本研究では、PDGFRB, AHNAK, OBSCN, RBM10, CACNA1E, OR5P3といった遺伝子に見出される体細胞変異が、炎症性シグナル異常を介して脳動脈瘤を生じうることを明らかとしています。脳動脈瘤に対する薬物療法の道を切り開く画期的な医学研究であり、我々の細胞が貢献できたことは嬉しい限りです(論文はこちら)

・2023年 3月11日

横浜市立大学 小島伸彦准教授が進めているカスタムスフェロイド開発研究に、私たちの不死化アストロサイトが貢献しました!不死化アストロサイトを小島博士の独自技術でスフェロイド化すると、従来よりも高度な機能を発揮することが明らかとなっています。生体模倣システム(MPS)の効果を示す一例となっています(論文はこちら)

・2023年 2月24日

国立医薬品食品衛生研究所 佐藤薫室長が進めている血液脳関門モデルの研究(AMED-MPSプロジェクトの一環)に、私たちの不死化細胞BBBモデルが貢献しました!不死化細胞BBBモデルを用い、BBBモデルが備えるべき機能項目やその数値などを議論した内容です。(論文はこちら)

・2022年 11月24日

東北大学 秋田英万教授が進めているドラッグデリバリーシステム開発研究において、私たちの不死化細胞作製技術が貢献しました!ApoEを含む脂質ナノ粒子が、リンパ管内皮細胞にターゲッティングされることを初めて見出した内容です。(論文はこちら)

お知らせ

第39回日本薬剤学会年会(5月23-25日)で降幡教授がシンポジウム発表をします。

 

 

担当講義

(科目: 学年【前・後期】 /教員名)

個別化薬物治療学教室のままになっています。そのうち更新します。
人間と薬学I : 第1学年【前期】 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋、森尾花恵 他
薬学のあゆみ: 第1学年【前期】 / 降幡知巳 他
個別化医療I: 第3学年【後期】 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋、森尾花恵
薬物動態学 : 第4学年【前期】 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋、森尾花恵 他
医療薬学演習II 医薬品開発と臨床試験: 第4学年【前期】 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋 他
事前実務実習 : 第4学年【前期】/ 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋、森尾花恵 他
ゼミナール: 第2学年【後期】 / 柴崎浩美 他
総合薬・疾病演習: 第4学年【後期】 / 横川彰朋 他 
情報収集III (薬物動態): 第5学年 / 柴崎浩美 他
情報収集IV (薬剤): 第6学年 / 柴崎浩美 他
医薬品開発特論: 第6学年【前期】 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋 他
アドバンス演習: 第6学年【後期】 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋 他
臨床分析化学特論: 大学院 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋 他 
薬品分析化学特論: 大学院 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋 他

科別英語特論I: 第4学年 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋、森尾花恵 他
科別英語特論II: 第5学年 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋、森尾花恵 他
医療薬学演習II-i: 第5,6学年 / 降幡知巳、柴崎浩美、横川彰朋 他

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