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最新鋭の分析機器を駆使して東薬大の教育と研究をサポートしています

スタッフ

センター長 

  教授: 三島 正規 

 職員

  助手: 深谷 晴彦 
  派遣職員:  山賀  望実 
               
              (2022 年 7 月現在)

アクセス・お問い合わせ

 

施設案内

ドラグショナル研究開発センター(DR棟) 

測定室は、DR棟研究センター 1 階 D101 室
管理室は、DR棟研究センター 1 階 D102 室  

キャンパスマップ
               キャンパスマップ
DR棟研究センター1階分析センター案内図
      DR棟研究センター1階分析センター案内図

〒192-0392
東京都 八王子市 堀之内 1432-1
東京薬科大学  中央分析センター

TEL: 042-676-3044(内線 2054)     (管理室)
TEL: 042-676-8767  (内線 2011)      (測定室)

 

お問い合わせ

外部の大学・研究機関および企業からの分析依頼を受け付けております。詳細は、深谷晴彦 までご連絡下さい。

 


分析機器の紹介


 

■ 超伝導核磁気共鳴装置  600 MHz (JEOL JNM-ECZ 600R )

本装置は、14.1 T の超伝導磁石( 600MHz )と最新のデジタル技術及び高周波技術を駆使して開発された 高分解能核磁気共鳴装置(NMR )です。微量な天然物および生体関連物質の 高分解能 NMR スペクトル測定及び二次元測定をすることができる。

JNM-ECZ-600R
                                         JEOL  JNM-ECZ-600R

 

■ 超伝導核磁気共鳴装置  500 MHz (Bruker AVANCE III HD 500 )

Bruker AVANCE III 500 MHz NMR
                             Bruker AVANCE III 500 MHz NMR

■ 質量分析装置   ESI-TOF-MS(Waters Xevo G2-XS QTof LC/MS)

本装置は、イオン源として電子スプレーイオン化法:ESI (Electrospray ionization) と飛行時間型質量分析:TOF (time of flight)による高分解能・高精密質量測定による化学組成解析に加えて、前段に四重極MSと衝突室を備えておりMS/MS測定を行うことで測定化合物の化学構造解析をすることができる。

Waters Xevo G2-XS QTof LC/MS
                                Waters Xevo G2-XS QTof LC/MS

■ 質量分析装置   MALDI-TOF-MS(Bruker autoflexMax)

本装置は、イオン源としてマトリックス支援レーザー脱離イオン化法:MALDI (Matrix Assisted Laser Desorption/Ionization) と飛行時間型質量分析:TOF (time of flight)により、ペプチド化合物やタンパク質など生体高分子化合物を高分解能で測定し、タンパク質配列解析、ポリマー解析、MALDI 組織イメージング、糖鎖分析及び微生物同定を可能とする。

Bruker autoflexMax
                                          Bruker autoflexMax

■ 単結晶X線構造解析(Bruker SMART ApexII ULTRA)

本装置は、高感度CCD 2次元検出器及び回転対陰極型高輝度X線発生装置に加え、集光型湾曲多層膜ミラーを装備しており、0.10 mm 以下の微小結晶から3次元の化学構造解析が可能です。また、液化窒素吹付低温装置により-183℃の極低温下で安定にかつ長時間の測定を可能でとしている。

Bruker SMART Apex2 Ultra
                                    Bruker SMART Apex2 Ultra

■ 元素分析装置(Elementar Varo EL), ウルトラミクロ天秤(Mettler UMT-2)

本装置は、微量(1.0 mg 程度)の有機化合物から炭素・水素・窒素の含有量を短時間に高精度で測定する装置です。また、試料化合物の秤取りには、最小計量値 0.1 μg 高精度ウルトラミクロ天秤を用いている。

元素分析装置とウルトラミクロ天秤
       Elementar Varo EL                                                   Mettler UMT-2 

      


     

                       分析装置の配置      

分析機器の配置図
             分析機器の配置図

分析装置の配置 NMR
   左側 ② 500 MHz NMR    右側 ① 600 MHz NMR

分析機器の配置 MS XRD
右側 ④ MALDI-TOF-MS  中央 ③ ESI-TOF-MS 左側 ⑤ 単結晶X線構造解析

 

 ① 600 MHz 核磁気共鳴装置

 ② 500 MHz 核磁気共鳴装置

 ③ ESI-TOF-MS

 ④ MALDI-TOF-MS

 ⑤ 単結晶X線構造解析装置

 ⑥ 元素分析装置

 

 

測定室全景写真
左から ④ MALDI-MS , ③ ESI-MS , ⑤ X線構造解析装置 , ② 500 MHz NMR , ① 600 MHz NMR

 

 

中央分析センターの紹介

 

最先端の研究を支える分析機器

  中央分析センターは、本学共同研究施設の一つで、大学内で単離あるいは創製された化合物の構造解析研究を支援する目的で設置されている。核磁気共鳴装置( NMR )、質量分析装置( MS )、元素分析装置( EA )、単結晶X線解析装置( XRD )を保有し、それぞれの装置に専門担当者を配置して信頼のおけるデータを提供している。

 


 

測定実績

  本センターの装置は大型精密機器のため、通常、専門担当者が依頼サンプルを測定(依頼測定)し、データを提供している。20 年度の依頼測定件数は、MS が 1,479 件、EA が 144 件、XRD が 60 件、NMR 依頼測定 2009 件である。 また、NMR 及び 18年度に新規導入されたマトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析計(MALDI)に関しては、各研究者による測定(ユーザ測定)を許可し、年間を通しての使用が可能である。NMR ユーザ測定の申請は薬学部 11 教室、生命科学部は 2 研究室にわたっており年間の利用時間は600 MHz NMR は957時間及び 500 MHz NMR は 5,119 時間に達している。MALDIは、両学部で 201 時間の利用があった。各装置の維持管理は、担当者がメーカー技術者と連携して行われており、機器が故障しても迅速な復旧が可能である。

 


 

分析センターの現状

   20年度に核磁気共鳴装置(600 MHz)日本電子 JNM-ECZ 600R を導入しました。また、22年度に次世代シーケンサー(イルミナ・コバリス及びバイオアナライザー)の導入と運用を予定している。また、機器の老朽化を踏まえて、22年度末には単結晶X線構造解析装置の更新が予定されている。

 


 

トピックス

 2019年3月に、老朽化した校舎の改修計画の一環として、ドラグショナル研究開発センター(DR棟)1階 磁気シールド室を改修し、研究1号館2階 中央分析センターの分析機器(質量分析装置・単結晶X線構造解析装置・元素分析装置)を移設しました。これまで二つの校舎に分かれて設置されていた分析機器が DR 棟 1階の測定室に集約され、測定業務の効率が格段と向上しました。