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当教室は、脳神経疾患の病因や発症機構の解明や新しい医療法の開発を目指し,神経ネットワークやそれを支持するグリア細胞の役割を調べている.
(役職:氏名 / 学位)
教授: 大滝 博和 博士 (医学)
准教授: 山口 宜秀 博士 (理学)
講師: 林 明子 博士 (医学)
大学院生:
修士過程2年 田口 七美
修士過程2年 田邊 諒
修士過程2年 水間 颯一郎
卒論生:
6年生 9名
5年生 6名
4年生 9名
(2024年4月現在)
(科目: 学年【前・後期】 /教員名)
機能形態学 I:1年生前期/ 大滝・山口・林
機能形態学 II:1年生後期/ 大滝・山口・稲葉 (基礎教育実習センター)
機能形態学 III:2年生前期/ 大滝
人間と薬学 I:1年生前期/ 大滝・山口・林
基礎生物学実習:1年生後期/ 大滝・山口・林
医療薬学演習 I:4年生前期 / 山口・林
生物系ゼミナール:2年生後期 / 大滝・山口・林
1)Prolyl isomerase (Pin1)の神経変性疾患へ関与
Pin1は,リン酸化Ser (Thr)-Proモチーフのプロリンの不斉炭素のcis/transを変換する酵素であり、tauタンパク質をはじめとして多くのタンパク質の代謝や活性化の律速酵素である.そのKOマウスは加齢に伴い認知・社会性機能等に異常を認め,視床の神経細胞にアミロイドの封入体認める.その凝集体と病態の関連性を調べている.さらに,視床の障害が及ぼす生体への影響を調べている.
2)熱関連疾患後のふらつきに関する研究
熱中症等の熱関連疾患の後,一定の患者にふらつき・めまいなどの小脳神経障害が認められる.地球温暖化に伴い患者数の増加が予想されているが,熱中症に対する有効な手立てはない.当教室は熱中症モデル動物を用い,中枢神経系障害の発症機構とその予防治療戦略を探索している.
3)末梢神経障害患者血清中の抗神経抗体に関する研究
免疫性神経障害患者の血清中に見出された抗神経抗体と病態との関連性を調べている.特に慢性炎症性脱髄性神経炎患者の脱髄部におけるマクロファージ活性化と抗神経抗体との関連性を調べている.
4)神経系におけるリードスルー産物の生理的意義に関する研究
L-MPZは,ミエリンを構成するP0タンパク質のmRNAから翻訳リードスルーによって産生されるが,近年,独自の発現や局在パターンを取っていることが明らかとなりつつある.そのため,このリードスルー機序は生体で独自に調節を受けている可能性がある.L-MPZの役割を解明するとともにリードスルー調節薬剤の評価系に関して研究を実施している.