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新規創薬モダリティのための製剤技術・アクティブターゲティング技術の創製

研究室のねらい

 がんや免疫疾患など、有効な治療法が確立されていない疾患の治療薬を創製するために、これまでに薬にすることが難しかった物質を使いやすい医薬品として利用するための技術が求められています。私達は薬剤学や製剤設計学を基に、薬物や生理活性物質の治療効果を最大限に引き出すことを目的に、ナノ粒子製剤などの先進的な製剤化技術の研究を進めています。

研究室メンバー

(役職:氏名 / 学位)
教 授 :石原比呂之(薬学博士)   大学院 研究生 :1名
准教授 :高島 由季(博士(薬学))  大学院 博士課程:3年1名
助 手 :茨木ひさ子(博士(薬学))   大学院 修士課程:2年1名、1年1名
                   6年生:11名
                   5年生:6名
                   4年生:8名
(2021年4月1日現在)

担当講義

(科目: 学年【前・後期】 /教員名)
<必修科目>
 人間と薬学Ⅰ:1年次【前期】/高島 由季 他
 製剤設計学:3年次【前期】/石原比呂之、高島 由季
 薬物送達学:3年次【後期】/高島 由季 他
 科別特論Ⅰ  創薬概論:4年次【前期】/石原比呂之 他
 科別演習Ⅱ 医薬品創製と基礎:4年次【前期】/石原比呂之、高島 由季、茨木ひさ子 他
 総合演習Ⅱ:4年次/ 高島 由季 他
 科別英語特論Ⅰ:4年次【前期】/石原比呂之、高島 由季、茨木ひさ子
 科別英語特論Ⅱ:5年次【通年】/石原比呂之、高島 由季、茨木ひさ子
 科別演習Ⅱ-ⅰ ラボラトリー演習: 5,6年次【通年】/石原比呂之、高島 由季、茨木ひさ子
 調査研究コースプログラム 情報収集:5・6年次/高島 由季 他
 総合薬学演習Ⅰ:6年次【後期】/石原比呂之、高島 由季 他
 総合薬学演習Ⅱ:6年次【後期】/石原比呂之、高島 由季 他
 課題研究(実験研究・調査研究コース):4~6年次【通年】/石原比呂之、高島 由季、茨木ひさ子

<実習・ゼミナール>
 ゼミナールⅡ:2年次【前期】/茨木ひさ子、高島 由季  他
 薬剤学実習 :3年次【後期】/石原比呂之、高島 由季、茨木ひさ子 他

研究概要

高い医療満足度が獲得されている疾患治療においては,これまでに多くの低分子化合物を用いた医薬品が開発され,昨今では,これら既存の医薬品に対する新規医薬品の有用性が厳しく評価されることから,新たな医薬品開発の難易度が高くなっています.一方で,罹患者の少ない希少疾患などにおいては未だ有効な治療薬がない疾患も多く,そのUnmet Medical Needsが極めて高いことから,製薬企業やベンチャーによる創薬が活発になっています.特に遺伝子変異が原因となっている疾患においては,低分子化合物による遺伝子の発現の制御が困難であり,これに代わる新たな創薬モダリティとしてアンチセンス核酸やsiRNAなどの核酸医薬品の開発が加速しています.しかしながら,これらの新しいモダリティは,低分子化合物と異なり,作用点のある細胞内へ移行しにくいという課題を有しており,それを改善する誘導体化や細胞内へのデリバリー技術に関する研究が進められています.

創剤科学教室では,核酸医薬品やペプチド医薬品などを対象として,薬剤学や製剤設計学を基に、それらの治療効果を最大限に引き出すこと,侵襲性を低減してより使いやすいものに改良することを目的として,以下の調査・研究を進めています.