News

医薬品の効果および副作用を解析し適正な臨床使用と開発を目指す

研究室のねらい

医薬品の臨床使用と開発における適正な用法・用量の設定を試みる。

研究室メンバー

Hp.Fig_2.jpg(役職:氏名 / 学位)
教授: 山田安彦(薬学博士)
准教授: 高柳理早(薬学博士)
講師: 片桐文彦(薬学博士)
助手: 木村耕二(薬学修士)
 
6年生:12名 
5年生:12名
4年生:13名
(2023年4月現在)

担当講義

(科目: 学年【前・後期】 /教員名)

人間と薬学Ⅰ   :1年前期
薬学のあゆみ   :1年前期
医薬情報Ⅰ    :3年前期
医薬情報Ⅱ    :3年後期
疾病と薬物治療Ⅶ :3年後期
医療薬学特論Ⅰ  :4年前期
医療薬学演習Ⅰ  :4年前期
医薬情報演習   :4年前期
総合演習     :4年後期
医薬情報特論   :5年前期
医療の最前線   :5年後期
臨床薬理学特論  :6年前期
総合薬学演習Ⅰ  :6年後期
総合薬学演習Ⅱ  :6年後期
分子創剤制御学特論:大学院薬科学専攻(修士課程)
医薬品情報学特論 :大学院薬学専攻(博士課程)

研究テーマと概要

 生体に投与された薬物は、標的とする部位に到達した後、そこに存在する受容体、酵素、チャネルなどと作用して、薬物作用を発現します。当教室では、これらの過程を解析することにより、臨床における医薬品の効果および副作用の評価と予測を行っています。そして、最適な薬物療法の実践を目指して、ヒトおよび薬物の個別化に関するデータを統合して解析し、医薬品の臨床使用と開発における適正な用法・用量の設定を試みる研究を行っています。また、適切な薬物療法の実践には、基礎と臨床の「橋渡し」が不可欠と考え、医療施設と連携して、共同研究を積極的に行っています。

1)ヒトの個別化に関する研究

 薬物と生体との反応を解明するために、ヒトの個別化の指標となるバイオマーカー(生理活性物質、タンパク質、遺伝子など)の探索を、細胞や臨床検体を用いて行っています。

2)薬物の個別化に関する研究

 薬物と生体との反応を解明するために、薬物の個別化を明確にすべく、薬物動態学的特徴と薬力学的特徴を統合して薬物作用発現過程を理論的に解析し、薬物作用の定量的評価を行っています。

3) 医薬品開発・適正使用に関する研究(創薬・臨床への応用)

 医薬品を適正に使用するためには、適切な用法・用量の設定が不可欠です。臨床における様々な状況に対応できるよう、医薬品の適正な使用法を理論的に構築しています。さらに、FIH(First in Human)試験における用量設定をはじめ、医薬品開発における臨床試験(治験)を安全かつ効率的に行うための研究を行っています。また、医薬品の色調測定によるチェックシステムの構築も検討しています。

主な研究業績

研究室の業績のページをご参照下さい。

最近のトピックス

ホームページを更新しました。