日本薬学会第143年会にて、研究発表を行いました。
降幡は、アステラス製薬の大久保真穂さんと、シンポジウム「生体模倣システム/MPS研究最前線:産学で描く創薬実装に向けた道標」を企画し、ヒト脳モデルに関する発表も行いました(写真)。その他の演題では、ベンチャー設立研究者からのスフェロイドのカスタマイズ技術、スタートアップ社長からのiPS由来ヒト肺モデルの最新研究、エーザイ・アステラス製薬の研究者から企業研究における生体模倣システムの活用や期待、が紹介されました。多くの聴衆が参加し、生体模倣システム研究に対する注目度の高さが伺えました。
また、教室から院生・学部生あわせて口頭2題、ポスター5題の発表を行いました(写真は発表練習の様子)。それぞれ多くの学生さん、教員の方が見に来てくれました。お立ち寄りいただいたみなさま、ありがとうございました。
まだまだ寒い札幌でしたが、久しぶりに熱気ある学会を体感できたのは学生にとってもよい経験となりました。
3月17日に、卒業式が行われました。教室6年生、みなめでたく
卒業となりました。今後の活躍を応援しています!!
6年生の岡本彩花さんが、東京薬科大学 学部学生研究奨励賞 を受賞しました!
意欲的に研究に取り組み、共著者として2本の論文に名を連ね、学会で優秀発表賞を受賞した成果が評価されたものです。岡本さんは卒業となりますが、社会での活躍も楽しみにしています!
株式会社ケーエーシーが公開している「研究・開発の窓」というコーナーで、血液脳関門研究に関する降幡のインタビュー記事が公開となりました!我々が開発している血液脳関門モデルの特徴や開発経緯について、大学ホームページとはまた違った調子で説明しています。ぜひご覧ください。
第37回日本薬物動態学会(11月7-10日)と本学で開催された医薬工連携プロジェクトシンポジウム(11月20日)に参加・発表しました!
「高分子医薬品がヒト脳に届くかわかる”階層スフェロイド型ヒト血液脳関門モデル”の開発」の研究内容が、「サイエンス・ジャパン(Science Japan)」に掲載されました。
※「サイエンス・ジャパン」は、アジア・太平洋の国・地域における日本の科学技術への理解促進を目的として、日本の科学技術情報等を英語圏(特にアジア・太平洋地域)へ向けて英語で発信するポータルサイトです。JSTアジア・太平洋総合研究センターが運営しています。*出典:2022年科学技術振興機構(JST)
先に公開されたスフェロイドBBBモデルの続報として、その作成方法や実験方法に関するプロトコール論文が受理され、公開となりました!査読付きの国際英文誌で、筆頭著者は磯貝隆斗くん(5年生)です。多くの研究者がスフェロイドBBBモデルを再現できるよう、極めて詳細に手順を記してあります。これによりモデルが広く脳疾患研究に応用されて、治療薬開発に貢献することを期待します。
Generation of a Human Conditionally Immortalized Cell-based Multicellular Spheroidal Blood-Brain Barrier Model for Permeability Evaluation of Macromolecules.
Ryuto Isogai, Hanae Morio, Ayaka Okamoto, Keita Kitamura & Tomomi Furihata.
Bio-Protocol. 2022, 12 (15), DOI:10.21769/BioProtoc.4465
Bio-Protocol 今月号の表紙も飾りました!
Molecular Pharmaceutics 誌に論文が受理されました!本研究では、生体に近い構造を持つヒト脳モデルを人工的に作り、抗体医薬やペプチド医薬のヒト脳への移行性(=ヒトの脳に届くか)を評価しました。本ヒト脳モデルを用いることで、脳疾患に対する抗体医薬やペプチド医薬の開発が促進すると期待されます。北村啓太くん、岡本彩花さんを中心に、熊本大学の先生方や産学連携研究体制「B4-Qurtet」のメンバーの協力を得てまとめました。また、磯貝隆斗君も本論文に貢献してくれました。
本論文については、プレスリリースを行いましたので、研究内容については以下サイトをご覧ください。
※QLifePro、PHARM TECH JAPAN ONLINE、日本経済新聞(オンライン)、読売新聞(オンライン)ほか、複数のメディアで取上げられ、また7月15日付け科学新聞の紙面に記事として掲載されました。
6/25(土)に内分泌薬理学教室、薬物動態制御学教室と合同での卒論発表会を開催しました☆
朝から夕方までの長丁場の中個別化の学生たちは後半での発表でしたが、皆さんと最後まで頑張った成果がよく表れていた素晴らしい発表になっていたと思います!
6年以外で参加した学生たちも積極的に質問をしてくれたことで、とても活気のある発表会に仕上げてくれました。皆さん本当にお疲れさまでした(森尾は本当に感動しました)☆
後輩の皆さんも先輩に負けないくらいの発表になるよう一緒に頑張りましょう!来年度の発表会も楽しみにしています!
2022年5月21,22日に行われました第38回日本TDM学会・学術大会 (大会長: 本間 真人 先生) において博士課程1年の大木聖矢さんが以下の賞を受賞しました.
受賞名:優秀演題賞
演題名:新規CYP1A2活性評価法の開発を目指した内因性Melatonin部分代謝クリアランスの算出
大学HPへのリンクはこちら
https://www.toyaku.ac.jp/pharmacy/newstopics/2022/0530_5080.html
おめでとうございます.