News
第3英語研究室では、第二言語学習やそれに関連するその他の事象にまつわる課題を科学的な手法で検証します。具体的な作業としては、文献の読み込みと検証課題の同定、課題検証のためのデータ収集・分析・解釈、論文の執筆、学会等での発表などが予想されます。
皆さんが研究室に所属する期間は、「大学での研究成果をまとめる」と同時に、「社会という次の段階に進むための準備をする」期間です。第3英語研究室では、これらの課題を効率よく達成するために、次のようなアプローチで学習を進めます。
まず1年目の前期では、生活習慣管理や学習技能、科学的な研究方法にかんする基礎知識、論文執筆へのアプローチその他に関する記事を主に英文で読み、それぞれの課題に実践的に取り組みます。この課程を通して段階的に卒業課題の研究テーマを絞り、その後は各自で文献の読み込みを進めます。2年目は上記課題に継続的に取り組む一方、研究の次の段階として調査・分析・執筆等を進めます。
総じて当研究室では、生活習慣管理や学習技能その他の課題への継続的な取り組みを通して、自身の実力を充分に発揮して課題研究を遂行し満足できる成果を上げること、資格試験のための学習に必要な技能に加え、社会人として必要な、より一般的な自律的学習能力(自ら率先・計画して学習する)を習得することを目標とします。
その結果として、自分の健康と生き方への管理能力を備え、ワークライフバランスを保ちながらも公私ともに充実した健康的で幸福な生活を送り、東薬の理念に謳われるような社会貢献の出来る人材へと成長して欲しいと願います。
教員(役職:氏名 / 学位)
准教授:増田 由佳(博士(学術))
教室員は2018年度より配属予定です。
1年次必修 「英語コミュニケーション」I&II
言語獲得の理論に沿って、英語技能の習得を通して習熟度を伸ばすことに重点を置いています。
ゼミナール1年、2年
心理学や脳科学その他の知見を用いて、効果的な学習法を経験的に楽しく学習します。
薬学部では英語の学習時間は非常に限られています。そのため、効率の良い学習が望まれます。
第3英語研究室ではこれをできるだけ組織的に応援するため、多読を始めとして科学的根拠に基づいたプログラムをこれまでもこれからも準備していきます。
東薬生の皆さん、一緒に「東京薬科大学出身者の英語は使える」という定評を獲得しませんか!
第3英語研究室の主な関心は、第二言語を効果的に学習する方法を構築するための、科学的な根拠を明らかにすることです。科学的な根拠には例えば、言語心理学や応用言語学、脳科学その他の分野の知見があります。
そこで研究課題は、そのような知見を土台にして、第二言語学習に関わる要因を、実験その他で収集した数量データの分析を通して明らかにするものが多いです。
具体的には、言語性短期記憶と第二言語学習の関わりや、運動が持つと考えられる、認知機能の促進効果の応用などです。
その他、教員単独の研究として、日本の古典文学等の英語翻訳に取り組んでいます。
Researchmapをご参照下さい。
https://researchmap.jp/masdayuka/?lang=japanese
2020年9月5日 6年生が第14回日本てんかん学会関東甲信越地方会で口頭発表しました。
https://nishiniigata.hosp.go.jp/jes14/